一般によい土とは次のような土です。
ア)水はけ(排水性)と通気性がよい。 イ)水もち(保水性)がよい。 ウ)肥料分を適当に含み、それを保つことができる。 エ)弱酸性である。(酸性を好む植物もある) オ)病害虫におかされておらず、清潔である。 カ)有用バクテリアの巣となる腐植質を含む。 キ)やわらかい土である。
- 土の団粒化 → ア)イ)
ア)イ)は土の団粒化に関係します。
時間がたった単粒土壌(微細な単粒子のみの土で、特に粘土質の赤土など)は固く、排水性も通気性も悪いため、植物を育てるのには適しません。よい土にするには粒子の集団(団粒)を作って改良する必要があります。これを「土の団粒化」といいます。一般に、植物の栽培に適した土壌は、〔土50%+水25%+空気25%〕だとされます。
土を団粒化するのは簡単です。花壇や畑はよく耕して腐植質の腐葉土や堆肥をたっぷりすきこみます。
鉢やプランターの容器栽培では、土づくりのベースとなる用土の微塵(砂埃状の微細粉)を最も目の細かいフルイでふるい落とし、腐葉土や川砂などを適量混ぜればよいのです。
主体用土には、よく赤土や黒土が使われますが、園芸店やDIYショップではこれらをふるい分けした玉土(赤玉土、黒玉土)が売られています。
黒土は単粒でも砂状質で腐植質が多く、赤土に比べて排水と通気性のよい用土です。やわらかく軽いので、種まきや育苗など、根が細く、浅い場所で張る場合に適しています。
腐葉土や堆肥(堆肥は肥料に分類されます)は、水はけと通気をよくする土壌改良材として最も広く使われている腐植質の資材です。
赤玉土、黒玉土、軽石系の土はもともと団粒構造で、排水と保水に優れた土ですが、やや乾燥しやすいので、逆に保水力を付ける場合があります。
保水力をつける土壌改良用土にはパーライト、バーミキュライトの人工焼成土や、腐植質のピートモスなどがあります。
土壌改良用土は、植物や容器に合わせて保水力や土の重さを変える目的で使い分けるようにします。
また腐植土を用いるのは、排水、保水の他に、カ)の有用バクテリアの巣となる環境をつくる意味もありますので、通常、主体用土に必ず混ぜるようにします。