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この連載記事は、花の情報誌、月刊『Flower Shop』(草土出版)に、1998年10月から連載された「ちょっと気になるあのこと」を、草土出版の許可を得、加筆・訂正して再掲するものです。プロの方々だけでなく、むしろ一般の方にもお読みいただきたいため、サイトで公開することにしました。園芸(園芸技術のHorticulture、造園技術のGardeningの両意を含む)は、おそらく、きわめて日常的なたしなみとして、より多くの方々が生活の一部に組み込むことのできるものでしょう。それは衣食住に深く関わるものですが、この200年ほどを近代化の時代と考えれば、今ほど、(広い意味での)園芸の重要性を認識し、体系化、制度化が必要とされる時はないのかもしれません。

西洋の園芸手法が急激に輸入された近年の日本は、ある意味ではたちおくれているのでしょう。しかし模倣も創造の必要条件であるなら、日本人のセンスはけっして比較され、卑下されるべきものでもないと思います。

いろいろな面で現状のままでいいはずがないことは、すでに多くの人々にうすうす感づかれているか、あるいははっきりと意識されてきているでしょう。大切なことは、何が最も本質的なことなのか、何を重視しなければならないかを自らの意志でとらえていくことではないでしょうか。

そんな思いがあっていろいろと気づいたことを綴ったものがこの「ちょっと気になるあのこと」です。土などについては、浅学ながら、専門的な知識に言い及んでいるところもあり、園芸を始めたばかりの方にはちょっとハードな面もあるかもしれませんが、用語解説や注釈などをつけることも検討しております。

感想、ご意見はお気軽にメールでお寄せください。
矢部 記す



◆◇目次

1 エコロジカル・ランドスケープへの道

1.1)エコロジカル・ランドスケープへの道(1)(2000.3.20)
今、地球は……/ガーデニング熱の是非

1.2)エコロジカル・ランドスケープへの道(2)(2000.4.2)
ガーデニングにも目的意識を/エコロジカル・ランドスケープという考え方

1.3)エコロジカル・ランドスケープへの道(3)(2000.4.11)
園芸界の現状を考える

1.4)エコロジカル・ランドスケープへの道(4)(2000.4.29)
園芸資材を考える

1.5)エコロジカル・ランドスケープへの道(5)(2000.5.15)
多目的なモンモリロナイト/土壌改良材としての粘土鉱物

1.6)エコロジカル・ランドスケープへの道(6)(2000.6.3)
白土の奥深い能力/安心できる珪酸塩白土

1.7)モンモリロナイトの効用(1)酸性土(2000.6.15)
酸度を調節する珪酸塩白土/酸性化の原因

1.8)モンモリロナイトの効用(2)土壌の団粒化(2000.7.7)
土は捨てるものではない/耕してはならない土壌

1.9)モンモリロナイトの効用(3)土を育てる(2000.7.7)
自然のしくみを考える/土壌のConsistency

1.10)モンモリロナイトの効用(4)土壌生物たちとの共存(2000.7.7)
見たこともない世界

1.11)土壌生物たち(1)代表的な土壌動物(2000.7.7)
虫が好かない奴ら?/土壌動物

1.12)土壌生物たち(2)土壌微生物 1(2000.7.8)
目に見えない生物たち/細菌

1.13)土壌生物たち(3)-土壌微生物 2(2000.7.8)
糸状菌/放線菌/藻類/日本は集約的ガーデニング志向?

1.14)どこへ行く? 日本のガーデニング(2001.3.3)
ちょっとした思い違い




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