Q4.他資材といっしょに混ぜて使えますか?
完全に溶け合い、お互いに重大な悪影響を及ぼさない事が判っている資材であれば、混合使用は可能です。
酸性、アルカリ性の強い資材とは、変質のため直接混合はできません。これらの資材を使用したい場合、あらかじめ希釈した液同士を散布直前に混合できます。
海藻エキスとの混合は可能です。珪酸塩白土のような粘土の微粉末(リフレッシュなど)は、ニームの散布液を先に作って、後で加えることで混合できます。
一般に毒性が高い化学合成農薬との混合は、どのような予測できない反応が起こるかまったく分からないので、行うべきではありません。まして、次々と農薬の新製品が出てくる現状では、混合併用を考えるべきではないでしょう。
化学合成農薬と混合による農薬の低毒化は、私共の場合、まったく考えにありません。このような使用方法は行われるべきではありません。ニームは化学合成農薬を容認するための存在ではないし、またその能力を補完または強化できる存在でもありません。化学合成農薬を徐々に減らすためにどうしても併用したい場合は、混合によらず、タイミングをよく検討して、機会を別にして使い分けるべきです。その際、化学合成農薬を導入する態勢だけは心掛けておくにとどめ、ニーム、その他、真に安全性のより高いものを優先して使用し、化学合成農薬をいかに使わないか、最大限の努力をすべきです
また、消費者の方々にも、多少、虫がついていてもいたずらに毛嫌いするものでもないことをアピールしていくことも大切なことと考えます。木酢液やキトサンとの混合は、よく言われるように可能かもしれませんが、木酢液やキトサンの導入結果が一様でないため、どのような相乗効果があるかについて説明できる手がかりはあまりありません。使用者の経験に依るところが大きく、環境条件は様々です。
キトサンは、資材によっては濃塩酸や水酸化ナトリウムを大量に使用して精製するので、そのような資材を農事に導入すべきかどうかはまた別問題です。
キチン質は微生物の分解作用により、同質の病原菌を減らすのに有効と考えられますが、農薬を使わない環境での生物活動の盛んな自然界においては、夥〔おびただ〕しい昆虫類の遺体から十分に得られるものだと思います。そのような生態系を完璧に維持するためにも、土壌を汚染する化学合成農薬は使われるべきではありません。
あらゆる形の生命の在り方を尊重し、敬愛し、見守り、我々に必要なものとその量を知り、それを得ようとする意図と努力により、結果は必ず得られます。しかも、必要以上の溢れるほどの実りを自然界はもたらしてくれるはずです。
リフレッシュ(珪酸塩白土)は、それ自体がアブラムシなどに浸透しやすく、作物の被害を緩和できる能力があるので、併用できます。