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| Q1 |
海藻って、私達が食べているワカメやコンブのことですか? |
同じ仲間です。
海藻(海草とも)には緑藻類、褐藻類、紅藻類があります。海草のうち、味がよく、食べやすいものが食用として使用されています。
ワカメ(若布、和布)は日本各地の近海で採れる褐藻類の一種です。コンブは褐藻類コンブ属藻類の総称でマコンブ、リシリコンブ、ナガコンブなどが知られています。ワカメやこれらのコンブ類は日本では重要な食用海産物です。他では日本ほど海藻を好んで食べる国はないようです。
日本では食用の海藻類が肥料用として採取されることはありません。「海草肥料」という言葉があるように、海藻はカリウム分が多いことで知られ、日本でも海岸に近い地域でカジメ、ホンダワラなどが肥料として使用されてきたようです。
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海藻はアミノ酸、ミネラル、炭水化物、植物生育作用分泌物質群、ビタミンなど、植物の生命活動や生長に必要な成分を豊富に含み、しかも、自然界に存在する天然の形で植物に与えることができます。これらの海藻成分は植物を活性化します。植物の生命力が高まると病害虫にも強くなります。また、食物として自然のより高いエネルギーを有するようになるのは、その総合的な美味しさを味わえることから判ります。
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昔から「海草肥料」という言い方がされています。しかしいわゆる法律でいう「肥料」は少し違います。「肥料」とはチッソ、リンサン、カリが一定値以上のものを言いますが、海藻はそれを満たさないため「肥料」とは定められていません。法律的に海藻は「乾燥藻及びその粉末」と表現され、「特殊肥料」という有機肥料に分類されています。
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海草粉末は用土に混ぜたり、土の表面に薄く散布し混和して使います。
エキス資材は、水で薄めて葉面散布、灌水または土壌灌注して使用します。
詳しくは各説明のページをごらんください。>海草粉末資材、エキス資材
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特に問題はありません。
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| Q6 |
土に混ぜたりしたりすると腐りそう。においも少し心配ですが…… |
特に問題はありません。
細菌類が有機物を分解して、他の生物に悪影響のある毒素や悪臭のあるガスを出すことを腐敗と言います。腐敗菌は、通気が悪く、酸素がなかったり少ない環境で発生しやすくなります。
これに対し、細菌類が有機物を分解してアルコールや有機酸ができ、炭酸ガスを発生させることを発酵といいます。発酵に関わる細菌は酸素を好む傾向にあります。
海藻がどうというよりは、土壌のコンディションの方が問題となります。排水性があり通気に富む団粒構造の土壌を作っておけば、土の中で物が腐敗することはありません。しかし、海藻がいくらいい資材であっても、土に酸素が少なければ腐敗します。もっとも、そのような土壌では、根が呼吸できないために植物自体が育たないでしょう。
海藻には土壌微生物のエサとなる食物繊維が多く含まれていますから、通気のよい土をつくっておけば、有用バクテリアが繁殖しやすくなります。すると土の粘度が高くなり、微細粒子をまとめて、土壌が団粒化しやすくなります。海藻粉末は分解が早いうえに、与える量もそれほど多くないため、気になるようなにおいが発生することはありません。粉末にせよエキスにせよ海藻ですから、最初はまさに磯のかおりが少ししますが、まもなく消えます。
おもしろいことに、排水の悪い土に海藻粉末をやや多めに混ぜて何か植物でも植えておくと、ともかく植物が育つ上に、数カ月たつと水の通りがよくなってきて、しまいにはサクサクした土になってしまいます。つまり、海藻と植物の根と微生物の働きで土がよいコンディションになってしまうのです。
しかし、海藻の種類によっては、含有成分としてイオウや塩素が多く含まれているものがあります。これらは土壌環境のよくない場所に多量使用すると、根を腐らせる物質を発生し、植物の生育を阻害する可能性が増大します。特にじめじめした水はけの悪い土壌に施用してドブくさい臭気が出て、施用部分が黒くなっている場合は、毒性物質である硫化水素を発生している可能性があります。このような場合は、まず、植物栽培の基本として土壌の水はけを改善してから、各資材を施用するべきです。また、エクロニア属のようにイオウや塩素の少ない海藻を使用するのも方法です。
鉢栽培は根が閉じ込められた環境になり、根焼けや、成分による生育抑制が起こることがありますので、過剰に使用することは好ましくありません。これもイオウや塩素成分の少ないものを必要最小限で使用するほうがよいでしょう。
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| Q7 |
海藻だけ与えていれば、他の肥料は与える必要はないのですか? |
肥料は適正量を与える必要があります。その量は植物によって違います。中には肥料を特に与えなくても育つ植物もあります。そういう場合は海藻だけで十分です。
土中のチッソ成分としては、植物に吸収されない形で存在しているものがあります。これらは、加熱や乾燥によって植物が吸収できる形に変わっていきます。したがって、冬、土地を打ち起こして乾燥させたり(コンテナの場合は容器から出して放置)、夏、ビニール袋に入れて湿らせ、直射日光にさらしてかなり高温にすると、土の中で眠っていたチッソ成分が有効態になります。このようなメンテナンスをしていくことで土自体に含まれる肥料分を生かしていくことも必要です。特に、シーズン中にチッソ肥料を多く与えすぎた土は、ガス抜きも兼ね、このような処理が必要です。
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| Q8 |
海藻は病気や害虫にも効果があるのでしょうか? |
正しく、健全に育った植物は総じて病害虫に強くなります。植物を正しく元気に育てるように海藻が上手に利用されれば、植物はおのずと病害虫にも強くなるはずです。
また、ある種のイオンは病害虫を寄せつけないとされていますが、海藻はミネラル類が豊富なので何らかの影響力はあるかもしれません。しかし、海藻成分が病害虫に直接作用したのか、植物が生命エネルギーを高めていく過程で、病害虫という在り方を解消する波動を放ったことによるのかは、一概には判定しがたいものがあります。植物の生命には地力、栽培者の意識の高さ、日照や水の力などがトータルに影響し合うものでしょう。
海藻が殺虫剤や殺菌剤のように病害虫を駆除するというかどうか、という考え自体が改められなければならない問題ではないでしょうか。
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| Q9 |
水に溶かすと液が茶褐色ですが、花や葉が染まってしまうことはありませんか? |
海藻を加熱し、いわば佃煮状に軟らかくしてから粉末にする製法の粉末エキスには、海藻の色素もそのまま含まれています。したがって、これを水に溶かした水溶液も褐色です。
この資材を散布した場合、液の付着部分の乾燥が早いと着色が起こります。ランなどの生産現場のように、花に散布する方法で使用すると花に色が着くことがあります。白い花は特に目立ちます。このような場合は、灌水に切り替えるなどの方法で対処してください。
エキス資材には、エキス成分を物理的に絞り出した、緑色の液状の資材もあります。これは水で薄めるとほとんど無色透明になり、普通の水と見分けがつかないくらいになります。どうしても着色を避けたい場合はこの資材の使用をおすすめします。
参考:アルガエキス
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| Q10 |
エキス使用の場合、水やりと葉面散布に使うと書いてありますが、どちらの方法を優先したらいいのでしょうか? |
海藻粉末は、天日乾燥、または加熱乾燥してから粉砕します。この過程で、一部、分解して失われていく成分もあります。しかし、その成分のすべてが失われるわけではないので、それなりの効果は現れます。しかし、土壌のコンディションや施用後の経過、また、植物によって、粉末の土壌混入だけでは十分な効果が現れないこともあります。このようなときには、エキス資材を灌水または葉面散布して補給します。
トンネルなどを使用するために葉面散布ができない場合は、あらかじめ土に混ぜておく方法だけとなります。ただし、灌水設備のある場合は、機種により設備を通して施用できるものもあります。
何らかの事情により土壌混入ができなかった場合は、葉面散布と灌水だけでも十分に効果が現れます。
一般家庭農園芸、苗づくりなどでは、ジョウロで植物全体にかけるようにすれば、水やりと葉面散布の両方を兼ねることができます。
着花、果実の登熟、収穫後の勢力回復などを目的とした定期的な集中施用では、噴霧器などを使用して葉面散布するほうが即効性があります。一般に葉面散布のほうが少ない量で広い範囲に施用できますので、広域での使用は葉面散布のほうがよいでしょう。
大きい樹木などでは、高いところまで葉面散布するのが難しいので、土壌灌注のほうがよいでしょう。
水やりと葉面散布を併用できるときは、両方を行うほうが効果的ですが、いつもそうしなければならないというものでもありません。
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| Q11 |
夏または冬に休眠する株は、この間肥料などは与えませんが、海藻は使えますか? |
完全に休眠させる場合は与える必要がありません。
樹木は、春、芽が動き始める直前ぐらいから土壌灌注したり、若葉が出そろった頃に葉面散布するとよいでしょう。
冬越しをする観葉植物や熱帯植物は、暖かい日中や室内では、エキスの葉面散布は使用できます。
夏の疲労が見られる植物は、夕方以降や早朝のすずしいときに使用できます。
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| Q12 |
有機栽培をしていますが、海藻を利用した場合のメリットを教えてください。 |
海藻は自然物であり、法律でも「乾燥藻及びその粉末」は有機農業の肥料として定義されています。
海藻は海にあって高い意識をもった自然物(自然エネルギー)であり、陸上の植物にも自然な生命力の強さをもたらします。強い生命エネルギーをもつ植物は病虫害も受けにくくなります。また、高い生命エネルギーを持つ植物(農作物)は食味の点でも素晴らしいものであることはいうまでもありません。したがって、海藻は有機無農薬栽培に大きく貢献するものです。
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